空き家にはどんな管理が必要
誰も住んでいないのなら放っておいても問題ないと思われる人もいるかもしれませんが、実は誰も住んでいない空き家の方が老朽化が早く、気づいたときには手遅れになっていることがあります。
換 気
空き家を老朽化させる一番の原因は「湿気」だと言われています。家の中に湿気が溜まってしまい、家を腐らせてしまいます。
そのため定期的に換気をして、湿気を逃してあげることが必要です。
また、換気をする際にはクローゼットや押入れ、靴箱など湿気が溜まりやすそうな場所を徹底的に開けて換気したほうが効果的です。
通 水
水道を使わずに放置していると中の水道管が錆びて、破裂してしまう事があります。
また、長い間水道を使わないと水道管の中の水が蒸発して乾いてしまい、下水管からの空気が直接流れ込んで悪臭の原因にもなります。
最悪の場合、そこからネズミや害虫が侵入してくる事もあります。
除 草
庭の雑草は放っておくと勝手に伸びてしまうので困ります。しかし、そのまま放っておくと、庭に生い茂った雑草が害虫たちの格好の住み家になってしまいます。
大量に発生した害虫は、最悪の場合近隣にも被害を及ぼす事があります。
そうならない為にも庭の除草は大切です。
漏りのチェック
空き家の雨漏りを放置すると、壁や畳に大量のカビが発生したり、天井や柱の木造部分を腐らせる原因になります。
天井にシミがあったり、壁紙の一部が剥がれていたら、雨漏りの可能性がありますので、忘れずにチェックするようにしてください。
また、押し入れやクローゼットにカビが発生していたり、部屋に入った時に悪臭がしていたら要注意です。
防犯上の管理
長い間放置されている空き家は、犯罪の危険にもさらされています。空き家に知らない人が住み着いていたり、空き家が放火の被害に遭ったという事例も少なくありません。犯罪の拠点に使われた事例もあります。